結婚式場 公式サイトが今すぐ対応すべき5つのこと

先日、結婚式場のweb集客で必要なことという記事を投稿しましたが、今回はさらに踏み込んで、式場公式サイトが独自集客する時に、式場公式サイトで対応しておくべき必要不可欠な5つのことについて書いてみたいと思います。
結婚式場の公式サイトが大手ポータルや業界誌の力を借りずに自らの力で集客していくには、公式サイトをいくつかの項目で最適化する必要があります。今回は、公式サイトで使用されている写真のクオリティが高いこと、各ページに十分なコンテンツが掲載されていることを前提として話をすすめていきます。
(※まだ式場公式サイトのコンテンツを充実させてない!という方は「式場公式サイトの強化を最優先で行うべき理由」をご覧ください。)

式場公式サイトが対応しておくべき5つのこと

  1. CMS(更新システム)
  2. 使いやすいデザイン
  3. モバイルフレンドリー
  4. 常時HTTPS化
  5. ページ表示スピード
すべて、式場公式サイト機能面のことです。
この5つの項目は放っておいて良いものではありません。すべて絶対に対応しておかなければならないことです。すでにすべて対応済みの式場さんもあると思いますが、まだ対応していなかったり、対応しようとは思っているけど、どうすれば良いかわからない。そんな式場ご担当者さんにむけて、ひとつづつ簡単に解説したいと思います。

CMS(更新システム)

式場公式サイトの中で制作会社に依頼しなくてもスタッフが自らページを投稿・更新してゆけるシステムです。WordpressやMovableTypeなどのブログシステムが利用されている場合が多いです。
恐らくほとんどの式場公式サイトでプランナーブログやパーティーレポートを更新するシステムとして導入済みだと思います。
もし「まだ入っていない」という方は急ぎ導入をお勧めします。
なぜなら、前述の通り、式場単独で公式サイトに随時、情報を追加していけるからです。さらに投稿したページをSNSに投稿して情報拡散に繋げやすい。そして、その結果プランナーブログやパーティーレポートが一番アクセスされるようになり、そこを軸としてフェア予約・来館予約へと誘導する仕掛けを組んでいきやすいからです。
式場公式サイトの機能としてCMSは絶対に必要です。アメブロなどの外部ブログで代用しているところもあるかもしれませんが、それは同じようなブログシステムであっても効果が全く違ってきます。
ご注意ください。


使いやすいデザイン

デザインといっても、綺麗であるとか、かっこいいとか言われる要素のことではありません。式場公式サイトが操作しやすいか、直感的にわかりやすくなっているかなど、ユーザーが使いやすくなるために配慮しておくべきデザインのことです。専門的にはUIやUXなどとも言われたりするときもあります。
この使いやすさのデザインは思われている以上に重要で、疎かにしていると式場公式サイトに新郎新婦を集めても集めても来館予約につながらず、離脱ばかりされてしまうといった状況に陥りかねません。式場公式サイトにアクセスして、「どこをタップすれば目的のページにいけるのか」、「フェア予約はどこから?」、「電話をタップしても電話番号発信とならない」などとユーザーが思ってしまうような状況だと、ユーザーが式場公式サイトを離脱する確率がグンと高くなります。
あなたの式場の公式サイトは使いやすいですか?
スタッフみんなが自分で操作してみて、疑問に思う点、ストレスを感じる点、想定通り機能していない箇所は改善していくようにしましょう。


モバイルフレンドリー

結婚式場の公式サイトにアクセスしてくる人の70%〜80%はスマートフォンを利用しています。なのでスマートフォンで式場公式サイトが見やすいかどうかはとても大切です。
スマホサイトがある!
レスポンシブウェブデザインでスマホにも対応している!
という式場さんは半分クリアです。
完全にモバイルフレンドリーかどうかはスマートフォンで見られるということだけでは不完全なんです。表側から見えている部分だけではなく、見えない部分の設定もきちんとされているかも重要なんです。
Googleは検索順位を決定するひとつの要因にスマートフォンに最適化されているどうかという基準を取り入れています。きちんと最適化されていると加点評価され、そうでないと減点評価となってしまいます。
ちゃんとスマホサイトが最適化されているかどうかは、googleから提供されているそれをチェックする無料ツールで確かめられます。そのツールを使って全てのページがスマートフォンに最適化されているかきちんとチェックしましょう。(ツールは後日別記事で紹介します。)
式場公式サイトを訪れるユーザーにとっても大事なことですし、Googleに加点評価され検索順位に好影響を及ぼす点でも重要な取り組みです。ひとつのエラーも出ることなく、スマートフォンの最適化を完了させてください。


常時HTTPS化

常時HTTPS化とは、式場公式サイト全ページをHTTPSで始まるアドレスにして、全ページでセキュアな環境を構築する手法のことです。
今までは、入力フォームなどのwebページで情報を入力するところのみHTTPS化しているケースが多かったのですが、最近では全ページをHTTPS化してwebサイト全部をHTTPS化するようになってきています。
この常時HTTPS化は、ひとつ前の項目のモバイルフレンドリーと同様に、きちんと対応済みだとGoogleから加点評価され、検索順位に若干の影響を与えます。
また、webページを閲覧する際に利用するブラウザのひとつであるChromeは、HTTPS化されていないページを表示した場合「保護されていいない通信」とアドレスバーのところで警告が表示されるようになります。あなたはwebサイトにアクセスして「保護されていいない通信」と警告が表示されるページで、名前や連絡先を入力して申し込んだり、問い合わせしたりしますか?
私なら入力せずwebサイトを離れるか、どうしても必要だったら電話するなどの手段を取ると思います。
webからの集客を考えた場合においても、式場公式サイトを訪れるユーザーの安全のためにも、是非取り組んでおきたい施策です。

ページ表示スピード

スマートフォンで様々なwebサイトを見ているとき、ページが表示されるスピードが遅くてストレスを感じることってありませんか?
恐らくほとんどの方が「ある」とお答えになるはずです。実はページの表示速度が遅いとユーザーの半分が直帰(元のページに戻る)してしまうと言われています。
インターネット上であなたの式場を見つけて興味を持ち、公式サイトへアクセスしようとしたら、ページが中々表示されない。このとき半分の人は、元のページに戻ってしまっているんです。これはとてももったいないですよね。
またちょうどこの7月から、ページの表示スピードを検索順位を決定する要因として取り入れるとGoogleは発表しています。ページの表示スピードが早いとほんの少し加点評価し、遅いとばっちり減点評価するというものです。
Googleから減点評価されてしまう上に、ユーザーも半分はもとのページに戻ってしまっている。こんな状況のまま放っておくのは絶対によくありません。スムーズにページが表示されるよう、式場公式サイトのすべてのページで対策を講じておくようにしましょう。
※ページの表示スピードは、こちらもGoogleが無料で提供している計測ツールがあります。こちらも後日紹介記事をアップする予定です。

最後にまとめ

ご紹介した5つの項目は、式場公式サイトからの集客を考えるなら、今現時点ですべて対応済でないといけない項目です。これらの内で何かひとつでも対応がされていないと、どこかで機会損失が起こり、式場公式サイトが本来持っている力が発揮できず、フェア予約・来館予約に結びつきにくくなります。
式場公式サイトからの集客を考えていなくても、ページを見ているすべての人が安全に使いやすくスムーズに見てもらうという配慮として、すべての項目で対応しておくべきです。
今回は式場公式サイトが今すぐ対応すべき5つのことについて書きましたが、これは現時点で完了しておかねばならないとても基本的なことです。また一度対応すれば済む一回限りの対策です。新郎新婦のためにも、式場の集客のためにも是非早めに取り組み、完了しておいてください。
式場公式サイトで独自集客をしていきたいとお考えでしたら、当社ブライダル業界・結婚式場に特化したコンサルティングサービスをご覧ください。今回ご説明した公式サイトの対応も、以後の運用も、すべてきちっとサポートさせていただきます。