webサイトの表示スピードはますます大事になる

ホームページの表示スピードが、Googleの検索順位を決めるアルゴリズム(計算方式)に加えられてから2年が経ちます。(ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します:ウェブマスター向け公式ブログ)
ユーザの使いやすさを向上するために日々取り組んでいく必要のある対策ですが、いまだにきちっと対応できているホームページは少ないように思います。
理由はいくつかあると思います。
1つは、ページ表示スピードの対策が少し難解な部分があること。
HTMLの書き方だけではなく、JavascriptやCSS、画像、サーバーでの設定など、様々な箇所で施策を行う必要があります。ホームページが作れると言うだけではきちんとした対策は取れないでしょう。作れるというスキル以外に必要な事はGoogleなどから発信される情報を収集し、把握し、正しく施策できるかです。
ホームページを制作している専門の会社でもきちんとその施策を把握し実施しているとこは少ないかもしれません。現に制作会社のホームページをGoogleが無料で提供しているPage Speed Insightsでチェックしたところ、90点以上を取得するホームページはほぼありませんでした。

2つ目は、Wordpressです。
インターネットの中のホームページのおよそ30%はWordpressでできていると言われています。とても便利なCMSでホームページを運用していくのに欠かせないツールとなっていると思います。しかし、Wordpressにも欠点はあります。
それはページが動的ページであることです。
動的ページとは、ホームページにアクセスがあるたびに、データベースからデータを引き出し、プログラムがページを作成すると言うものです。
検索結果ページからホームページにアクセスがあるとその時にリアルタイムでページが生成される。次のページに移動するとまたその時にリアルタイムでページが生成される。ホームページの外からアクセスされる時でも、ホームページの中で次のページへ移動する時でも、その都度、動的にページが作られます。
アクセスされる度にページが表示されるためサーバーの負荷やページ生成する時間などもあり、ページの表示スピードが遅くなります。
ここ数年のWordpress流行りで、たくさんのホームページにWordpressが導入されました。中には、ページ表示スピードを改善する施策を行っているホームページもありますが、多くは何の施策もされずにただ単にWordpressが設置されています。なので、ページの表示スピードがとても遅いホームページが多いように感じます。
他にもいくつか原因は考えられますが、大きくはこの2つに集約されていると思います。
ユーザの使いやすさも向上し、検索順位を上げる要因でもあるのに、何の施策もされていないホームページは、ただ作っただけで、その機能を十分に発揮できない状態にあると思います。
来年には、Googleが発表したcore web vitals(コアウェブ バイタル)が検索順位を決定するアルゴリズムとして新たに導入されることが言われており、さらにシビアなページ表示スピードの対策が求められるようになります。
既にcore web vitals(コアウェブ バイタル)の対策を進めているところもあるかと思いますが、ほとんどのホームページではページの表示を改善する施策を何もしないままで、この先も改善される事は無いのかもしれません。
本来なら、ホームページを管理している制作会社から「ページ表示スピードが検索順位に影響及ぼし、ユーザにも使いやすさをアップさせるので、改善しましょう!」と提案があるのが普通でしょう。
しかし、多くの場合、そんな提案は行われず、制作されたときのまま放置されているケースが多い。
ネットで仕事をしている専門の会社でない限りは、ページ表示スピードの対策が必要なことや、どうすればその施策が行えるのか等は把握できないでしょう。なので、今後はページ表示スピードにおいては、集客できるホームページ、集客できないホームページの2極化がますます進んでいくのではないかと思います。
ますます厳格化されていくページ表示スピード。
あなたのホームページはそのままで良いですか?
表示が遅いのが分かっているのに放っておいて良いですか?
ネットで認知度アップや集客を行おうと思っているのなら、ページ表示スピードの改善はとても重要です。
まずは、Googleが無料で提供しているPage Speed Insightsを利用して現在の状態を把握しましょう。
そして、表示された結果(日本語で表示されます)をもとに、ひとつひとつ改善していきましょう。
ページの表示が遅いホームページは、現実のお店で例えるなら入り口がとても重い扉であると言うことです。入店しようと思い、入り口の扉に手をかけて引っ張ってみようとすると、あまりの重さに扉が動かない。なので入店を諦めるということが常に起こっています。
入り口の扉がとても重いホームページにたくさんの人を集客したとしても、入店する前に帰ってしまう方が多く出てきてしまいます。いくら広告費をかけても、業界紙に広告を出しても、入り口が整備されていなければ無駄な施策となってしまいます。
ページ表示スピード対策はこれからますます重要になってきます。
きちんと現状を把握して、改善していきましょう。
当社では、webコンサルティングのすべてのプランで、コンサルティングを開始する前に、必ずページの表示スピードをチェックし、改善を行います(行うように提案します)。無料のウェブコンサルティングプランでも同様です。
当たり前のことを当たり前に実施して、当たり前のホームページでできるweb集客を提案・サポートしています。
ご興味のある方は、無料のwebコンサルプランからご相談ください。