ページ表示スピード対策もレベル様々で..

今日聞いた話。
ウェブプロデュースをされている方からの紹介で、スマホのポータルサイトを作る会社の相談に乗ることになりました。
様々な条件を聞いて、当社なりのご提案をしたのですが、すぐに制作に着手できない当社では納期に対応することができず、今回はお手伝いすることができなくなりました。
残念。

当社では対応できなくなったのですが、事の経緯や現在の状況などをお話しいただけたので、当社の制作における取り組み方などを交えて、少しご相談にのらせていただいた結果、制作において発注者さんをとても迷わせている1つのことがあるのがわかりました。


1つの事とは、ページ表示スピードの対策のレベルについてです。

ページ表示スピードの対策レベル


今回の案件は、当社を含め数社に対して打診を行い、それぞれの窓口の方から電話を通していくつかヒアリングを行ったそうです。
その際、HTMLコーディングにおいて、(私も含めて)全員が口をそろえたように、ページ表示スピードの対策はしっかりと行っていますと答えたそうです。
で、実際にどういうような取り組みを行っているんですかと、聞いてみたそうですが対応は様々だったそうです。
ある会社では、HTMLをチューニング?するだけと。
ある会社ではwebPで軽量化を図り、圧縮やキャッシュ設定を行うと。
ある会社ではJavascriptをフッターに配置して非同期化すると。
ある会社では上記全部やると。
そうなんです。
制作会社によって、ページ表示スピードの対策数が全然違っているみたいなんです。
で、発注者さんはweb系の人ではないので、何が正解で何をしなければいけないのかわからず、困ってしまっていたようでした。

ページ表示スピード対策の方法は色々ある


ページ表示スピードの改善って、いくつかの方法があります。
webPの使用、遅延読み込み、htaccessでできることあれこれ、CSSのインライン、Webフォント対策、CSS・Javascriptの精査、Javascriptの非同期化、preload...などなど。
私は、これらすべてを駆使して、ページ表示スピードを改善するべきだと思っています。
が、制作会社によっては、自分たちの取り組みパックみたいなものがあって、それだけやればOKみたいになってるのかなと感じました。
ページ表示スピードの改善は、PageSpeed InsightsLighthouseなどのツールを使って計測し、列挙される改善箇所をひとつづつ潰していくのが、セオリーかなと思っていたんですが、そうでも無かったようです💦
結局、うちではお受けしない今回のスマホポータルサイトの案件ですが、候補の制作会社さんからコーディングレベルがわかるのページを教えてもらい、(なぜか)それを私がチェックして発注者さんにきちんとページ表示スピードの対策ができているか教えてあげることになりました(笑)

まとめ

ただでさえわかりにくいウェブの事。
ウェブ業界に関係していない方にとっては、もはやチンプンカンプンなことばかりです。
なのに、 わかってないことをいいことに、手抜きにも等しいような制作を行うのはどうかなぁと思うんです。
発注者がわからないからこそ、わかっている制作会社が手抜きせずに、ちゃんと対策を講じた制作を行なって欲しいですよね。
すべての制作会社が、こういったレベルの低い取り組みをしているとは言わないですが、一定数は存在していると今回のことからわかりました。
大阪府でデザイン相談員をやっている中で、ホームページの無料診断も行っているんですが、そこでも明らかに制作時のミスや手抜きのような非最適化箇所が見受けられます。
ほんとなんだかなあって思います。
一応ね。
発注者さんがわからないホームページのことであっても、説明しても理解してもらえないかもしれないけれど、出来る限り事前に説明して理解していただくようにした上で、制作時にはできる限りの最適化を実施しています。
あと、webコンサルティングサービスにあるスポットコンサルティングで、今回お受けすることになった正しい構築が行われているかをチェックするようなセカンドオピニオンサービスも行っています。
必要な時があれば、お気軽にご相談ください。
相談はもちろん無料です。